■ 写真展 物語 第5話/写真の選択 ■ | ||
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当たり前ですが、写真の選択は、写真展を開催する上で最も重要なポイントです。
これによって、審査に通るか否かが決まってしまいますし、写真展での評判も決まってしまいます。
これは、慎重にならざるを得ません。 「コニカミノルタプラザ」のサイトに、ギャラリーの見取図やおおよその展示枚数が出ていたので、 そこから考えて、展示用に40枚を選択することにしました。 前回のお話でも触れたように、タイトルが写真を選ぶ上での足かせとならないように、 「野良猫たちの朝」に決めたので、わずかだけある「夕方の撮影」や「夜の撮影」を除けば、 どの写真を選んでも問題ありませんでした。
まずは、選択対象をデジ一眼を導入した2008年1月以降にしました。 これは、フィルムスキャンしていたサイズが小さかったため、大判プリントには耐えられないと判断したからです。 私の場合、デジ一眼を導入してからは、1回あたりの平均撮影枚数が150枚程度で、撮影回数は毎月4〜5回、 従って、この時点でのストック枚数は、約25000枚ほどあることになります。 この中から、40枚を選び出すのは至難の業ですし、サイトにアップしていた写真は、 一切出し惜しみをしていないものだったので、サイトの写真を中心に選ぶことにしました。 これなら、選択対象は、2000〜3000枚となり、なんとかなりそうでした。 ありきたりの写真では、審査員の目を引かないと思ったので、「ちょっと変わった写真」 を多く選ぶように心がけて、 1枚1枚を見ていきました。基準をきつくしないと、どうしても枚数が多くなってしまうので、 思い切って切り捨てる努力をした結果、1〜2週間ほどかけて、40枚強に絞り込むことができました。 まあ、それほど良い写真が、数多くなかったと言えるかもしれません。 マニュアルフォーカスレンズも多用していたので、Webサイズでは良く見えても、 拡大するとピントが甘かったりするものもありました。 とりあえず、審査に提出が必要な枚数は、30枚程度ということだったので、展示を40枚と想定して、 その8割にあたる32枚を提出することにしました。 選択した中から、32枚を厳選して、残りを予備としてKEEPすることにしたのです。 予備の分は写真展開催までに決めれば良いし、審査後も入替が可能と思ったからです。 32枚を厳選するのは、大変でした。一旦選んでも、やはり、こちらの方が良いかと考えてしまい、 何度も変更して、結局7月上旬から9月上旬までかかってしまいました。 | ||
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