■ 写真展 物語 第12話/案内状の作成 ■
案内状作成の締切が12月中旬だったので、案内状の作成に着手したのは、11月初旬、つまり審査通過後すぐでした。
私が使っている写真加工ソフトPhotoshopElements6で作成することになるため、 あまり操作に慣れていないこともあり、早めに試行錯誤しようと考えました。

というのも、このソフト、普段は、写真をWebへアップする用にリサイズするぐらいと、 たまに簡単な文字入れ程度しか使っていなかったため、いろいろな機能が使いきれていなかったのです。
「レイヤーって、何?」というレベルですから。(汗)



案内状の作成を始めた頃に撮った写真(2010年11月)
Canon EOS 5D Mark II + EF 50mmF1.4 USM


コニカミノルタプラザの場合、案内状作成は自分で一般業者に依頼するのではなく、決まった業者がいて、 内容もある程度決まっているようでした。
審査通過のときに送られてきた資料の中には、選択肢が3つあり、
 (1)コニカミノルタプラザにすべておまかせする(写真だけ選ぶ)
 (2)ラフデザインを自分で考える
 (3)版下(原稿)を自分で作成する
というものでした。
会場を下見したときに、もらった案内状は、写真が掲載されていて、写真下の余白に定型の内容が記載されているもので、 「おまかせ」にしてしまうと、このフォーマットになってしまうことが想定されました。
せっかくですので、写真内に文字を入れたものを自分でデザインして、 ポストカード面いっぱいに余白なしで写真を印刷しようと思いました。
しかし、表面(宛名面)までデザインする技術力が私には無いと思いましたので、片面だけ版下作成で、 片面は「おまかせ」でも良いかを問い合わせたところOKとのことでした。

まずは、写真の選択からですが、当然、写真展で展示する写真の中から選ぶことになります。 何しろ、写真内に文字を入れる空間が空いているものでなくては、ごちゃごちゃして見づらいものになってしまうため、 おのずと選択肢は狭まりました。
数枚の候補の中から、2枚を選び、それぞれについてデザインしてみることにしました。

一般の印刷業者のサイトに出ていたのですが、ポストカードを印刷するときに周りが裁断されるため、 ポストカードのサイズよりも、上下左右3ミリの余裕を見ておき、そこに文字がかからないようにするということでした。 ポストカードのサイズは業者によって、微妙に異なりますが、コニカミノルタプラザのサイトには、 サイズが記載されていましたので、その情報をもとに選んだ写真をリサイズしました。

そして、文字入れですが、どの案内状を見ても記載する内容は、ほぼ決まっていて、 「タイトル」「会場名」「開催期間と時間」「自分の名前」ぐらいです。
あと「サイトのURL」も入れることにしました。
これらを、どう配置して、どのような大きさ・フォント・色で載せるかが、 センスを問われるところです。 あまり、ひどいと、印象が悪くなり、案内状をもらった人が、来る気をなくすのではないかと心配ですが。。。

私の学生時代の美術の成績は、ごく普通だったので、センスはいまいちだと思いますが、あれこれ試して、 何パターンか作成してみました。その後、時間をかけて、何度か見直しや修正を行い、採用するものを決定しました。
過去に拝見した猫写真展の案内状は、どれもすばらしい出来だったので、かなり見劣りしますが、 私のセンスと技術では、この程度が限界なのだとあきらめました。

<= Prev index Next =>