■ 写真展 物語 第15話/展示レイアウトの検討 ■
額装した写真の展示順序を決めておかなければ、きちんと、ギャラリーに並びきるかが解らないので、 額の概算サイズを調べて展示レイアウトを作ることにしました。

まず、試行錯誤ができるように、表計算ソフトの1セル(1マス)を10cm四方に見立てて、 コニカミノルタプラザのサイトに出ていた壁面長に沿った壁面図を作成しました。
額のサイズは概算で、A3ノビが「60×40cm」、A1ノビが「120×80cm」として、それぞれの横向きと縦向きの額を、 セルを結合させた部品として作成したのです。



KEEPしていたが、ボツになった写真2(2009年9月)
Canon EOS 5D Mark II + EF 35mmF1.4L USM


そして、作成した額部品を、決定した展示写真の向きに合わせて、壁面に並べていく作業をしました。
おおよその展示順は、撮影場所別にしようと決めていたので、それを基本に多少入替えたり、横向きや縦向きの順番、 上下2段にする場所などを並べながら検討していきました。
また、後から見て、どの写真なのかが解るようにするためと、写真の入替がスムーズにできるようにするため、 各額部品には、簡単な写真タイトルを付けておきました。

1時間程度で、意外にスムーズにレイアウトが決定しましたが、あくまでも、10cm単位の概算レイアウトなので、 本当に並べられるかを精密に測るため、正確な額のサイズと壁面上での縦横の枚数、壁面長などから、 表計算ソフトで計算式を作成して、額の間隔を調整することにより、 壁面の両端の空きサイズを算出できるようにしました。
これで、多少の入替があっても、自動計算させれば、額間隔や両端の空きサイズの微調整をするだけで、 レイアウトをすぐに決定させることができるようになりました。

この展示レイアウトさえあれば、搬入時の展示順序の指示が、確実に行えるという訳です。
搬入時には、レイアウトに番号を振っておき、同じ番号を額の裏側に貼っておけば、 間違えなく展示作業が行えるはずです。

最初は、1時間程度で決まったレイアウトでしたが、やはり、後になってから、これとこれは逆がいいとか、 縦向き写真は、何枚か並べた方がいいとか、一番狭い壁面に1枚展示しようと思っていたのを、狭すぎるのでやめたりとか、、、 結局、時間があると最終決定には、なかなか至らないのでした。(爆)

さらに、ようやくレイアウトが決定してから、しばらく経った12月中旬、突然思い立ってA1ノビにする写真を違うものに 変更しようということになりました。
その写真の元の場所が、けっこう端の方だったため、A1ノビに変更すると全体的なレイアウトが不安定になってしまうため、 総入替えすることになってしまいました。(爆×2)
元のレイアウトは、ほとんど跡形も無く、8割ぐらいの写真の場所が変更されました。 ただ、表計算ソフト上でカット&ペーストすれば、簡単にレイアウト変更できるので助かりました。

そして、最終的には、HTMLでレイアウト通りの並びを作成して、ホームページを見るようにエクスプローラで写真の並びを確認しました。
A1ノビとA3ノビの縮小度合いも同じ比率にしたので、イメージをつかみやすかったため、ここで並びを微調整して完了としました。
そして、前回も書いたように、変更がエンドレスになるので、12月いっぱいで自分の中で締切にしたのです。

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