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≪ Medical_01 Berry の「去勢 Report」です ≫


=== (1)問い合わせ ===

まず、病院に電話して「去勢手術の時期」を問い合わせてみました。 生年月日と体重を伝えて、いつごろから手術可能かを聞いてみました。
外科担当だという女医さんが出て、「既に成熟期を迎えているので、早い方が良いです。」 との事。

手術には2日間が必要で、1日目の夕方に病院に預けてから絶食して、実際の手術は2日目の 明け方4時ごろに実施、2日目の午後に引き取りに行くというスケジュールらしい。
基本的に雄の去勢は抜糸が無いので、それで終わりだそうです。

とりあえず、検討するということで電話を切りました。


=== (2)予約 ===

結局、早い方が良いということで、その日のうちに予約の電話を入れました。

予約は希望日を伝えるだけで、特に何も無くてあっけない感じでした。
(普通、予約なんてこんな感じなんでしょうけど。。。)
休みというか、手術をやっていない日が水・木だということで、1週間後の土・日に予約しました。
そうそう、「予防接種の内容についてメモしてきて下さい。」と言われたのを忘れるところでした。

ついに、2002年2月24日に男でなくなってしまう事が決定したのです。

Berryは、こんなやり取りが行われていることも知らずに、いつも通りに自由気ままな感じです。


=== (3)1日目 2002-02-23 ===


男だった頃(2/22)の姿

ケージから出して、近くにキャリーを置いたら自分から入っていきました。
車を暖めておくため近所を1周してきてから、キャリーを車へ運び込みました。 車に乗るまでは静かでしたが、わずか5分程の道中、車内ではずっと鳴いていました。 ところが病院に到着した途端、完全に気配を消してしまいました。

呼ばれて診察室へ入りましたが、キャリーからなかなか出ようとしないので、敷物を少し引いたら自分から出てきました。
パパが押さえている間に「看護士(女性)」の方が、体温計を「おしり」に入れようとしたら、 体をひねって抵抗したので、「後で計りましょうね。」と言ってあきらめてしまいました。
仕方なく、お腹の触診と心音を聞いただけで終了。

Berryが診療台から飛び降りて、辺りの探検を開始。
慌てたパパは、急いで抱き上げたため、Berryの頭を台の下に「ごつん」とぶつけてしまう。。。 あの台は足が無いので、もぐったときは頭を気をつけましょう。

最後に手術のオプション(各種検査、術後痛み止めのモルヒネ、etc...)を決めさせられてから、 「では、お預かりします。」と肩に乗せられ(やや自分から登っていった感じ?)奥の部屋へ消えていきました。
「お引取り時間については、明日の11:00に電話を入れてください。」ということで、1日目は15:30にお預けです。

帰ってきてから、Berry部屋の大掃除、エアコン掃除をしてくたくたでしたが、パパとママは心配性なので明け方まで眠れませんでした。


=== (4)2日目 2002-02-24 ===

13:00に病院到着。
パパは慌てていたため、車からキャリーを降ろすのを忘れてしまいそうになりました。

今日は、手術を担当した女医さんから説明を受けました。
念のため「抜糸しなくて良いのは、溶けてしまう糸だからですか。」と聞いたら、 「いいえ、全く縫っていないからです。」との回答にちょっとびっくり。 (1針も縫わずに、どうやって傷口がふさがっているんだ???) と思いながらも口には出しませんでした。
きっと、縫う必要が無いくらい小さい傷口なのでしょう。雄の去勢は、雌の避妊手術より格段に簡単みたいですから。
その後、連れてこられたBerryは、確かにエリザベスカラーをしていません。 獣医さんが「もし、気にしてあまりひどく舐めるようでしたら、連絡ください。」と言い終わらないうちに、 Berryは一目散にキャリーへ逃げ込みました。

水と食事は夕方からと言われましたが、空の水入れを舐めまくり手を入れてひっかくので、 ちょっとだけあげてしまいました。Berryは、皿が乾くまで舐め続けていました。
まだ、「ふらふら」して足元があやしいよっぱらいのようです。 なのに元気で、高いところにも登ろうとして危険なので、ケージへ入れておきました。 すると、すぐに「うん○」をしてから、うとうと。。。
その後、何度もトイレにしゃがんで「おしっ○」ポーズをするのですが出ません。 18時ごろになって、やっと大量に出ました。。。一安心です。

それから、麻酔で眠っている間に切ったのでしょうが、爪がすごい短く切られています。 もう、血管ぎりぎりです。ぜんぜん爪がひっかからないのは良いのですが、何本かは縦割れしています。

ちなみに、「たまたま」の袋だけ毛が剃られていて、傷跡は各々の「たまたま」に赤く線がついています。 片方は、傷の幅が少し広くて、わずかに血がにじんでいました。(なーんか、痛々しい。。。)
痛々しいけど、ちょっとまぬけな写真を見たいという方は、 こちら(Size=22Kbytes javascript使用)へ。
傷が治って毛が生えてきてしまえば、手術前と見た目は変わらないような感じです。 もっと完全に切り取られてしまうのかと思っていました。

今夜は、心配なので「パパはBerry部屋」「ママは隣のリビング」に泊まることにします。


=== (5)回復力 2002-02-26 ===

猫の回復力ってすごいですね。
今朝は、もういつものように走り回っていました。 それに、「たまたま」も既にうっすらと毛が生えてきています。




以上でBerryの「去勢Report」は、おしまいです。
Berryはいつも25度の暖かい部屋にいるので、外出を心配していたのですが、 この季節としては割と暖かい2日間で良かったと思っています。

最後まで長々と読んでくださった方、ありがとうございます。 これは、Berryの場合の話ですので、「去勢って、こんな感じなのか」と思っていただければ幸いです。


(おまけ:後日談)

手術痕を縫わないのは、普通のことらしいです。
中身を取り出すと縮むので、自然に切口が塞がってしまうみたいです。

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